『天守物語』とサービス残業
どうも、いちこです。
何かよく分からないタイトルがついているなあと思われた方が多いでしょう。
というか、私だったら絶対に「はあ!?」と思うと思います。
先日、映画館で歌舞伎の『天守物語』を見ました。
原作は泉鏡花で、幻想的な作品です。
物凄く端折って説明すると、姫路城の天守に住む美しい妖怪・富姫と美しく純粋で生真面目な鷹匠・姫川図書之助が恋に落ちて・・・というのがあらすじです。
『天守物語』を見て思ったことは、天守物語の世界は結構現代日本社会と似ているということです。
天守物語の世界観は、基本的には封建的な社会観だとは思うのですが、主人公の富姫が切腹に関して、切腹なんて下らない、命を粗末にしてはいけない、というようなニュアンスのことを言うあたりは、随分と近代的です。
天守物語の世界は、封建的な要素と近代的な要素が併存しているように感じます。
同じく、現代日本社会には封建的な面と現代的な面があると思います。
サービス残業を強制する上司など、契約外のことを労働者に強いる会社が蔓延っている日本社会は随分と封建的な社会だと思います。
日本社会からサービス残業を強いる会社が排除されることを願います。
以上が、『天守物語』を見た感想です。