ラテン語と英語
どうも、いちこです。
大学時代、ラテン語の勉強をしていました。
結局、余り上達しませんでしたが。
私は宗教を専門とする先生と法律を専門とする先生からラテン語を学ぶ機会に恵まれました。
宗教を専門とする先生のラテン語の授業は、宗教を学んでいる学生が多かったです。
哲学や法律を学んでいる学生はマイノリティーでした。
自分とは違うことを学んでいる学生はなかなか興味深いので良かったのですが。
しかし、その先生は優しく丁寧に教えて下さったので、挫折せずに最後の授業まで辿り着き、単位が取れました。
ありがたや。
ラテン語の授業で最も印象深かったことは、同じラテン語のクラスだった宗教を学んでいた人が、「将来教祖様になりたい!」と言っていたことですね。
なるほど、宗教を創るには宗教を学ぶことが合理的です。
宗教を学ぶ人に宗教創始者を目指す人がいるということは実に興味深かったです。
法律を専門とする先生のラテン語の授業は、難易度が高かったです。
その先生は7・8ヶ国語を操る先生だったので、他言語との比較が面白かったです。
授業で取り扱った法律文書のラテン語は難しかったです。
旧約・新約聖書と比べるとかなり難しいです(まあ、聖書が比較的簡単なだけかもしれませんが)。
しかし、学生時代に法律文書のラテン語と格闘したのは、実に素晴らしい経験でした。
あれは大学時代でないとなかなか出来ない経験です。
ところで、タイトルのラテン語と英語に関してですが、大学で英語を専攻している学生でラテン語を学んでいる人が少ないことが気になります。
私が寡聞なだけかもしれませんが。
ラテン語を勉強していて理解したことは、ラテン語を学ぶと英語の理解が深まるということです。
英語の源流にラテン語があるので、ラテン語を学ぶと英語に関する発見があります。
そのため、英語を専攻する学生にとっては実りに溢れるものだと思います。
という訳で、英語を専攻する学生さんにはラテン語を是非勉強して頂きたいなあと思う次第です。