セミリタイア志望へと繋がる、法学部で学んだこと
どうも、いちこです。
私はとある大学の法学部を卒業しました。
法には大きく分けて公法と私法があります。
公法で代表的なのは憲法や刑法で、私法で代表的なのは民法ですね。
それで法学部生は色々な法律の基本的なことを学びます。
私は結局余り勉強していなかったので、法律の細かい内容は全く覚えていないです。
一応、私法を中心に学んだのですが、知識は曖昧です。
では、法学部で学んだ意味がなかったかと訊かれれば、そういう訳でもないのです。
法学部で学ぶ一番重要なことは、「人間はどうしたら自由を失うか」ということだと思います。
それを学ぶためにあれこれ法律をせっせと学ぶのです。
どうしたら自由を失うかの答えは法律や判例や法理論に見え隠れしています。
自由と一口に言っても色々ありますが、様々な自由をどのようにしたら失うかが書かれているのが法律だと思います。
法体系というものは、そのような体系であると認識しています。
民法に何故「時効」という制度があるのか、という問いに対する答えの一つに「権利の上に眠る者は民法の保護に値しない」というものがあります。
権利(自由)を定期的に行使していないと、その権利(自由)は失われるという理論ですね。
なので、自戒も込めて年次有給休暇はきちんと取得しましょう。
行使していないと、毎年の年次有給休暇の権利だけでなく、その権利を保障する法さえも完全に失ってしまう可能性がなきにしもあらずなので。
人間の自由について真剣に考えるのが法学部だと思うので、そうすると法学部で学んだ経験は私のセミリタイアの源流の一つですね。
人間の自由について真剣に考えれば、(セミ)リタイアという帰結に至り易いと思います。
セミリタイアを考えるというのは、ある意味で自分の人生に対して誠実に生きようとする顕れのような気がします。