努力半分、運半分
どうも、いちこです。
最近、世の中の色々なことが努力半分、運半分な気がします。
私の伯母(父方)と叔父(母方)の話をしたいと思います。
私の伯母は優秀な人で、とある県内のトップ商業高校を学年トップで卒業したそうです。今はよく分かりませんが、当時県内のトップ商業高校を学年トップで卒業する人は、下手な大学進学者よりも遥かに優秀だったようです。
しかし、伯母の祖父(私から見れば曾祖父)は「商売人の娘に学問は必要ない」という考えの人で、伯母は大変優秀でしたが、大学には進学しませんでした。
代わりに、私の父親(恐らく、伯母ほど優秀ではない)が大学に進学しました。
私の叔父も優秀な人で、望めば慶應義塾大学の指定校推薦が高校から貰えるという人でした。きょうだいの中で最も優秀だったそうです。
しかし、当時、叔父の実家は家計的に傾いてきていて、慶應義塾大学ではなく、地元の大学に進学しました(恐らく叔父ほどは優秀でなかった伯父は、当時実家の羽振りが良く、東京の大学に進学した)。
この伯母と叔父の物語を聞く時、上級の学校や偏差値の高い学校に進めるかどうかは努力や学力以外のものがかなり大きく支配している、ということです。
もちろん、上級の学校や偏差値の高い学校に進むには大抵学力とそれを得るための努力が必要です。
しかし、努力が実を結ぶ環境(運)というものがなければ、どうにもならないという面が世の中にはあります。
上級の学校や偏差値の高い学校に行けるというのは、とんでもなく恵まれているのです。
このことは、教育だけでなく、あらゆることに当てはまると思います。
なので、どういう面にしろ、成功している人には決してそのことを忘れないで頂きたいなあと痛切に思うのでした。