JTの株主向けカレンダーを見て、世界の理不尽を思い出す
どうも、いちこです。
私の家にはJTの株主向けのカレンダーがあります。
株主が希望すれば貰えるというものです。
私はJTの弱小株主なので、カレンダーを頂きました。
私は有難く使っております。
2019年の3月(つまり今月)のJTカレンダーの写真は、山を背景とした美しい菜の花畑の風景写真です。
その菜の花畑の写真を見て、昔のニュースが私の脳裏に鮮やかに蘇りました。
そのニュースとは、ペシャワール会という組織の伊藤和也さんがアフガニスタンで命を落としたというニュースです。
そのニュースを見た時、私は強い衝撃を受けました。
何故なら、ペシャワール会はアフガニスタンで医療活動をしたり、現地の人と共に用水路を作り干上がった土地を緑豊かな農業地帯に変えたりするという、地域に根ざした、真にアフガニスタンの住民ためになる活動をしている組織だったからです。
その組織に属している人が、かの地で殺された。
地域の民生の安定に尽くす活動をしていた人が殺された。
そんな理不尽なことがあっていいのか。
それで何故菜の花畑の写真を見てそのニュースを思い出したのかというと、伊藤さんが現地で撮っていた写真の中に、菜の花畑で小さな女の子と男の子が遊んでいるものが残されていたというニュースを事件当時に見たからです。
とても美しい、心温まる写真です。
写真から、伊藤さんと現地の人が深い信頼関係で結ばれていたことが窺えます。
美しい菜の花畑のある牧歌的な雰囲気さえ漂わせる地で、伊藤さんは理不尽に命を落としました。
私は、本物であろうが写真であろうが、これからも菜の花畑を見る度に思い出すでしょう。
そして菜の花畑に、美しさと理不尽さと悲しみを見出すでしょう。
伊藤さんに、合掌。